施工

広い範囲の地盤改良に採用され着実な成果をあげています

高槻市溝ロ函きょ下下水道管新設シールド工事

施工状況 施工状況 施工図 施工図
場所 東海道本線山崎・高槻駅間
溝口函きょ
工期 54.8〜55.1(注入工事は60日)
企業者 高槻市(下水道課)
発注者 国鉄大阪鉄道管理局
(函きょ部は市から国鉄へ委託)
注入の目的 盛土鉄道路床を横断する市道函きょ下を下水道シールド(φ3.664mm)が通過するため、 湧水、崩壊、沈下などによる函きょおよび軌道への障害を防止する目的で地盤改良を行う。
本工事はシルト、砂、砂礫など崩壊性の地盤に対して用地の制約から斜め注入となり、構造物に変位変形を生じさせないためには低圧力、低流量での浸透注入が最善であり、1ショットロングゲルタイムで行う本工法が採用された。
注入概要
  • 函きょ両端口の上下左右から扇形注入。
  • 注入材料
    <1次>
    CBグラウト
    W/(B+C)=2.5、B/C=0.17
    <2次>
    水ガラス溶液型(コンソリダーGS)
  • ボーリング長・・・3,450m 対象土量1,224m3
  • 注入量
    CB・・・61m3
    コンソリダー・・・417m3
    計  478m3(注入率39%)
注入効果 ほぼ理想的に浸透し、構造物の変位も注入による隆起は現われていない。
シールド掘削は手掘で行われやや固い位に地山は固結し、湧水は部分的で微量のにじみ出し程度であった。


岐阜市橋立体交差開削工事

施工状況 施工状況 施工図 施工図
場所 岐阜市市橋(いちはし)地内
工期 54.1〜55.3
企業者 岐阜土木事務所(都市計画課)
注文者 市川工務店
注入の目的 全国有数の地下水の豊富な市橋地区の鉄道と道路の立体交差化で、道路の掘下げに際し、湧水による掘削困難が予想されるため掘削底盤に止水注入を行って地下水の湧水を阻止し、地盤のボイリングを防止した。
注入概要
  • 掘削幅34.2mの両側および施工延長上の両端の全周に道路掘削底面より下方7mまでシートパイルを打設する。
  • シートパイルに囲まれた掘削範囲内に底盤注入を行なう。
    注入孔間隔2.5m、列間隔2.5m
    注入深度は道路掘削底面より下方3m〜7mの間で、底盤注入厚は4m
  • スリーブパイプはVP50、バルブ間隔50cm
  • シールグラウトの配合
    粘土:セメント:水=1:1:2.6σ3=1〜3kgf/cm2
  • 注入グラウトの配合
    粘土:セメント:水=3:1:8.55σ3>0.22kgf/cm2
  • 注入量  対象土量×0.33(注入率33%)
  • ボーリング長・・・4,240m(288本)
  • 注入長・・・1,152m(1本当り4m)
  • 注入量・・・2,354m3
注入効果 止水効果が上がり予定深度まで完全にドライワークで施工ができた。


名古屋町北汚水幹線立坑工事

施工状況 施工状況 施工図 施工図
場所 名古屋市守山町北地内
工期 52.6〜52.7(注入20日間)
企業者 名古屋市下水道局
注文者 株式会社大林組
注入の目的 コンクリート管推進工に伴う作業用中間立坑掘削にあたりボイリングと切羽の崩壊防止を目的として注入を行なった。
本工法採用の理由 立坑掘削は円形ライナプレート支保工によるもので、地盤が地下水の豊富な砂礫を挾む砂質土のためボイリングの恐れがあり、そのため確実な止水が要求され、スリーブ注入工法が採用された。
注入概要
  • 地表下2mまで矢板土止めし、この面からライナプレート支保工φ3.5mに切替える。
  • ライナプレートの外周に沿ってスリーブ注入工を実施した。
  • ボーリング長・・・160m
  • 注入長・・・140m
  • 注入量
    CB・・・7m3
    NCW・・・59m3
注入効果 地下水位(GL-5.5m)を過ぎても湧水はなく予定深度までトラブルなく施工ができた。


船明ダムカーテングラウト工事

施工図 施工図 施工図
場所 天竜市船明地内
工期 48.11〜50.12
企業者 電源開発株式会社
注文者 電源開発株式会社
注入の目的 コンクリートダム木体は右岸から突出した尾根状岩盤にのっているが、左岸側は最大厚さ60mにおよぶ現河床砂礫のため土質遮水壁型ロックフィルダムH15m、上下流L800mによる護岸を造成して地山へ取付け、河水を整流することとした。
この護岸は砂礫層を基礎としているため貯水池からの漏水を防止する必要があり、上流側護岸L400mについて土質遮水壁下部の砂礫層に対してカーテングラウトを行なった。
注入概要
  • 現河床の水面上1mまで砂礫盛土、さらに5m盛土し、その天端からボーリングを行った。土質盛土は土質遮水壁の一部であるとともにグラウトキャップになっている。
  • シールグラウトの配合
    セメント:粘土:水=70:30:105
    比重1.466±0.017
    ブリージング率5%以下
    プレパクトフロー18〜20s
    硬化後の収縮率2%以下
    σ14=2.5±5kgf/cm2
    クラッキングは充填後3〜7日
  • 注入グラウトの配合
    <1次>
    粗粒グラウト
    粘土=粗粒
    G/W:70/100、C/S:30/100、
    比重1.363±0.015
    <2・3次>
    細粒グラウト
    粘土=細粒
    G/W:20/100、C/S:5/100、
    Na2SiO3/S:0.75/100、
    NaOH/S:0.5/100
    比重1.120±0.006
  • ボーリング長・・・17,355m(554本)
  • 注入長・・・13,808m(総注入40,700回)
  • 注入量・・・
    37,084m3(粗粒グラウト)
    15,495m3(細粒グラウト)
    計52,579m3(1.9m3/バルブ、3.8m3/m)
注入効果 砂礫に浸透したグラウトにより孔壁はよく固結して自立し、湧水量も1〜2リットル/minと少量であった。


高松坂出有料道路五色台  トンネル高松側坑ロ地盤改良工事

施工状況 施工状況 施工図 施工図
場所 高松市亀水町
工期 54.1〜54.3(注入約45日間)
企業者 香川県
注文者 株式会社熊谷組
注入の目的 五色台トンネル工事高松側工区坑口付近の地盤改良工事で、トンネル坑口付近の土質は上部安山岩熔岩の崩壊落石を主体とした崖錐層で極めて崩壊性に富むため、切羽および天盤安定化のためスリーブ注入工法によるグラウト注入を行なった。
注入概要
  • 施工幅はトンネルを含む15mとし、注入孔を2mピッチで配した。
  • 施工深度はトンネル天盤上5mから始めて、岩盤面に達するまでとし、施工延長はトンネルが完全に岩盤に入るまでとした。
  • ボーリング長・・・1,840m
  • 注入長・・・400m
  • 注入量
    CB・・・83m3
    LW・・・204m3


関越自動車道関越トンネル  谷川立坑・地下換気所止水工事

施工図
場所 郡馬県利根郡水上町大字谷川字上原山
工期 55.6〜55.11
企業者 日本道路公団
(関越トンネル南工事事務所)
注文者 間組・前田建設工業・飛島建設JV
注入の目的 谷川立坑は関越トンネルの換気用立坑として築造されるが、立坑掘削に際して崖錐または旧河床堆積物である玉石砂礫層の中を流れる多量の伏流水が湧出する恐れがあり、これを防止する目的で事前に立坑周囲にグラウト注入を行った。
注入概要
  • ボーリング:ロータリーパーカッション式φ100mm
  • スリーブパイプ:VP40、バルブ間隔50cm
  • シールグラウト:セメントベントナイト
    B/C=0.2、W/(B+C)=1.8
    クラッキングは充填後2〜3日
  • 注入グラウト:セメントベントナイト
    配合
    <1・2次孔>
    B/C=0.1、W/(B+C)=3.3
    <3次孔>
    B/C=10、W/(B+C)=10
  • 水質監視:
    ①定点自動記録観測
    観測井リットル=25m2ヶ所、
    河川水2ヶ所
    ②巡回観測  河川水のpH測定
  • ボーリング長・・・6,382m(154本)
  • 注入量・・・1,634m3